著:平松謙三
河出書房新社
<世界の入口となる本棚>
犬猫と飛行機に乗る場合は荷物として預けなければならない、空調が効いているとはいえ貨物室へ…そんなの無理だ!と思っていました。ところが、ヨーロッパの航空会社の多くは機内持込できるそうなんです。その驚きから本書はスタート。このノロは「首輪とリードができること」「どこでもトイレができること」「車に乗れること」を幼い頃にマスターした環境適応力がとても高い(環境の変化に鈍感な!)猫ちゃんなのです。家族と一緒ならどこでも楽しく過ごせるなんて、とても幸せですね。ノロの快適さを優先してきめ細かく対応する様子も、生き物とともに生きる人ならば胸にぐっとくるはず。私も飼い犬と旅がしたくなりました。一昨年20歳の生涯を全うしたノロ。この本を読めばいつでもノロに会えます。
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