藤原辰史 著
岩波書店(岩波新書)
<立誠小学校 DNAの本棚>
誰にでも思い出がある学校給食、私の好きだったメニューはクジラ肉なんですが、世代・地域差が出ますよね。そんな給食の歴史を紐解くことで、想像もできなかった近代日本の様々な側面を知ることができます。“ 究極的には、給食とは、子どもたちの生存をおいしい食事で確保することである。 ”と作者は述べています。そして、給食が貧困や災害時のセーフティネットであることを何度も強調しています、。食べることは生きること、給食でしか満足な食事を得られない子が現在の日本に存在することの重みを考えずにはいられません。
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